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多汗症とは

ワキガ(わきが)で悩む人で同時に多汗症をもっているケースは60%にものぼり、ワキガ(わきが)と多汗症は切っても切り離せない問題だと考えられています。

多汗症とはいったいどのような症状のことをいうのでしょうか?

・「汗っかき」と「多汗症」の違い

俗にいう「汗っかき」と「多汗症」はまったく違うものです。

発汗には二種類あり、一つは「温熱性発汗」といわれるもので、体温を調節するためにかく汗です。

たとえば食事としてとったものが体内でエネルギーに変換され、このときに発する熱エネルギーを体外に発散するために汗が出ます。また外気温の変化、運動などによって体に熱がこもってくると、上昇する体温を抑えるため、より多くの汗を出し、気化熱の原理で体温を下げる働きをします。

「汗っかき」の人はこれらの変化に敏感に反応し、ちょっとしたことで汗をかいてしまう人のことをいいます。

また肥満の人も体に熱がこもりやすいので発汗の量が多くなり、汗っかきになってしまいます。

このような場合は生理的発汗なので心配はいりません。

もう一つは「精神的発汗」といわれるもので、緊張したり、驚いたりするときに起こるものです。

「手に汗握る」とか「冷や汗をかいた」などというのはまさにこのことを指しています。

そして「多汗症」はこの精神的発汗がもたらすもので、その発汗が常軌を逸した量になるものです。緊張するとワキの下や靴下が絞れるほど汗をかいてしまうような症状を「多汗症」と呼びます。

多汗症は精神的不安に起因しているものなので、「汗をかくのでは?」と気を使えば使うほど、症状を悪化させてしまいます。

それとは別に異常に寝汗をかいたり、何をしたわけでもないのに多量の汗をかく状態は、身体がなんらかの異常をきたしていることも考えられるので注意が必要です。





Posted by wakiganonayami : 22:13 | Page Top ▲