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ワキガ(わきが)になる人ならない人の違いは?
誰にでもアポクリン汗腺は存在し、ワキガ(わきが)臭は誰にでもあるといえます。ではその強弱の差はなぜ生まれるのでしょう?
・アポクリン汗腺の量の違いが関係している。
ワキガ(わきが)の人はそうでない人より、アポクリン汗腺が多く、したがってアポクリン汗の量も多いと言われています。
確かに体臭の強い欧米人は日本人に比べてアポクリン汗腺の数が多いのです。またアポクリン汗腺の大きさも違いがあるようです。
ワキガ(わきが)の人のアポクリン汗腺は発達して大きく、平均してそうでない人の3倍くらいあるといいます。
大きく、数も多ければアポクリン汗を分泌する量も格段に多くなるのはあきらかですね。
・アポクリン汗の成分が関係している。
アポクリン汗の成分にも個人差があり、ワキガ(わきが)の強弱は成分の違いに関係しているという考え方です。
前出のようにアポクリン汗は脂肪、タンパク質、鉄分、色素、蛍光物質、尿素、アンモニアなどの成分から成り立っています。
ワキガ(わきが)臭の強い人ほど、多量の鉄分と、脂肪が分泌され、相互作用で悪臭を放つという説です。
しかし、これには反対説もあり、鉄分は関係なく、脂肪の中の低脂肪酸が多いと悪臭が発生するという説もあります。
・皮脂腺から分泌される脂肪が関係している。
皮脂腺から分泌される脂肪は本来弱酸性で殺菌力がありますが、ワキガ(わきが)の人はその分泌量が多く、皮脂膜のアルカリ度が高くなるので細菌が繁殖しやすくなるという説です。
細菌がたくさん繁殖すれば、それだけ脂肪もよく分解して腐敗臭が強くなるのです。
このようにワキガ(わきが)の臭いについては諸説ありますが、原因については一つだけではなく、前出のようないくつもの要因が絡み合って強い臭いが発散されていることは確かなようです。
アポクリン汗腺の数や密度に始まり、その成分、また汗腺類全体の活動具合や、皮膚に住む常在菌の種類や、数など、人の肌のコンディションは少しずつ違っています。
こうした個人差によって、どんな臭いがどの程度の強さで発生するのかが決まってくるのです。
つまりワキガ(わきが)発生の要素は遺伝的なものと長年の生活習慣による体質的なものであるといえます。
なので、単にいつもキレイに清潔にしておけば臭わないというものではないのです。
また、季節なども関係します。
日本は高温多湿の風土でワキガ(わきが)の人にとって梅雨から夏にかけては本当につらい季節です。
どの家庭にもカビやダニなどが発生しやすいのと同じように、ワキの下もムレて雑菌が繁殖しやすいのです。
多少気温が高くても、湿度が低ければワキの下もすぐに乾燥して臭うことはありません。
気温が上がり、かつ湿度が高ければワキの下がいつもジトジトして嫌な臭いがこもりがちになるのです。
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Posted by wakiganonayami : 17:04 | Trackbacks (0) | Page Top ▲